2023/10/19 07:43
そもそもの始まりは今年の春でした。
私は今、子育てと午後に行く仕事の往復の日々を送っています。
瞬く間に毎日が過ぎ、子供の成長が母である私の成果だと自分に言い聞かせ、絵の事は二の次三の次に。
母親としての私は満足しているのに、絵描きの私はいつも地団駄を踏んでいる。
そんなある春の日
仕事場につくと、海外旅行のお土産のお菓子がおいてありました。
何処かアジアの国の大きなクッキーの箱。
わー!懐かしい!
これは、アジアの国でお祝い事やお礼に贈るお菓子じゃない!
それが何故ここに???
と周りの人に聞くと、同じビルで別の職種で働くYさんからのお土産だと知りました。
その日、たまたまばったり会ったYさんにさっそく旅行の話を伺うと、
フィリピンのパラワン島というとても海の綺麗なところだと教えてくれました。
話すその目に、まだ海の輝きが映っていました。
海かー!いいなー!
予想もなく突然吹いてきたパラワン島の風。
それまで私の中で閉じられていた「旅と絵描き」の扉を叩いて弾けるように開いた今、
私はパラワン島に夢中です。
この胸の高鳴りが絵になって皆さんに届きますように!