2024/01/01 17:19
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も穏やかなお正月を迎えました。
この3年程は、一番近くのこじんまりした神社にお詣りに行っています。
夏祭りは提灯が下がって、雰囲気のある盆踊りもあります。
子供がまだ1、2才の頃、よく散歩で来て境内に座ってのんびりおやつを食べたり、いろんな形の石を並べたりして遊んでいました。
私たち家族はこの神社を狸の神社と呼んでいます。
今日はその狸の物語を書いてみましょう。
子供がまだ1才ぐらいのある日、いつものように神社へ散歩に行くと
小さな本殿の縁の下に30センチ程の狸の置物がごろりと転がっているのを子供が見つけました。
その狸ちゃんは、柱のすみに、土にまみれて転がっていました。近くに投げ捨てられた酒瓶なども転がっていました。
子供が気にしているので、縁の下から引き上げて、神社の水道で綺麗に磨いてあげました。
「狸ちゃん、綺麗になったね、良かったね!」
と本殿の柱の所に置き、子供が拾ったいろんな石や綺麗な葉っぱをお供えしたりしてあげました。
それからはその狸ちゃんは、行く度にお供えものがあったり綺麗に磨かれていて、どんどん輝いていきました。
今年はしめ縄まで祭られていた狸ちゃん。
どんな経緯で神社に来たのか知らないけれど、なんだか良かったね!狸ちゃん。
今年も狸ちゃんと私たち家族にとって、良い一年になりますように