2024/04/16 08:44

今日は4/15日。夏のように暑い日でした。


職場での昼過ぎ、廊下で彼とすれ違うと、
「海ちゃん、あのデザートってどうやって食べるの?」
と彼が私に聞いてきました。

その言い方はちょうど、
日曜日のお父さんが
「お母さん、悪いんだけど、ここにいつも置いてあるメガネどこやった?」
というような調子です。

私は彼と仕事が一緒の日には、お弁当を作っていて、
今日はデザートにパウンドケーキを小さく切って入れていたのを思い出しました。
「え?あーケーキのこと?」
と私が言うと

「違う違う、みかんみたいな。」
という答えで、

ん?むいていれたオレンジに何かあったのかしら???
と私は思いました。すると彼は

「あの丸いオレンジのシャーベットみたいなやつ、なんかどうやって食べるのかわからなくて・・・。」
とさらに悩ましい顔の彼を見て
ハッと気づいて言いました。

「あれ保冷剤だよ」

と私がいうと、
彼は

「あっそうだったんだ」
と、ちょっと笑いながら言って急いで去って行きました。

その後の私はマスクからはみ出るほどの笑いを抑えるのに大変でした。
仕事放り投げてお腹抱えて笑いたい!


その後、彼にまた会うと
「良かった聞いて、はさみで切って開けちゃうところだったよ」
と聞いてまたおかしくなることを言うのです。

その後は仕事をしながらずっと笑いをこらえてなければなりませんでした。


彼がシャーベット状になったひんやり冷たい保冷剤の輪切りレモンを、

きっとシャリシャリで、甘酸っぱいレモン味を想像しながら、

むにゅむにゅと切り口を手で探しながら
はさみで切ろうとしたり、

もしかしたら切り口がみあたらなくて老眼鏡をかけてみたかもしれないし、

平たい輪切りレモンの保冷剤を裏返しして見たりしたかもしれない

と思い浮かべると、おかしくて仕方がないのです。

彼は保冷剤だとわかった後、早足で何をしに去って行ったのかは謎ですが・・・。