2024/05/08 10:57

GWに家族で青梅大祭に行きました。


娘は山車の上で太鼓と笛に合わせて踊る赤獅子と白獅子に興味を示し、あっちが見たい、こっちが見たいと私のおんぶの背中から指示を出しては楽しそうでした。

帰ってから、
「最初に白い髪の獅子がいて、その次に赤い髪で、普通の獅子に戻って狸が洗濯バサミでお菓子くれたんだよね~。

でもさー、なんで赤い髪なんだろうね?」

という、立体紙芝居のように記憶している娘からの質問がありました。

連獅子についてはよく知らなかったので調べてみると、

連獅子というのは親子の獅子でした。

白獅子が親で、赤獅子が子供。

中国の故事で、
親獅子が子獅子を千尋の谷(谷底)に突き落とし、勇猛心を試すというお話です。

それを歌舞伎で表現したものが連獅子なのだということです。

娘の質問である髪の色については、

百花の王である牡丹と、百獣の王獅子は昔から対をなすという考えで、
若さを表す赤が子、白は親なのだそうです。

青梅大祭については、
「青梅大祭の祭り囃子は喧嘩囃子で、すれ違う山車や、居囃子と可能な限り近づいて、舞踊や囃子の競演が圧倒的な迫力」
とありました。

そうそう!まさにそうでした!

娘の言う、最後の「狸の洗濯バサミ」というのは、

山車の上で手ぬぐいを頬かむりした狸が釣り竿の垂らした糸の先で洗濯バサミに着けたお菓子を子供に取らせている山車のことです。

洗濯バサミという日常に馴染んでいるオブジェクトが印象的だったようです。

私も30代ぐらいまでは、こんな見方していたな、忘れそうになってきたから娘がまた教えてくれてるのかもしれないな。