2024/06/10 11:33
スペインの旅 その2 バルセロナ
バルセロナって横浜みたいな街。
港の風がふいて、道幅がが広くて、おしゃれなお店もあって。
28歳の私にはそんな印象の街でした。
そこでのひと月は、目当てのピカソ美術館や、ミロやダリのミュージアムで模写や、スケッチをお昼までするのが日課でした。
美術館でピカソが描いた本物の絵を前に模写ができるのは贅沢で幸せな時間でした。
お腹が空くと、カフェでイベリコのバケットサンドを買ってから
海まで行ってビールを片手に食べるランチが好きでした。
特に港に出るまでの石畳の通りは好きでした。
海に向かって右側が、ヨットハーバーになっています。
たくさんの船やヨットが並んで、そこには必ず猫たちがいました。
牡蠣を食べるお店や、カフェテリアに座り、白ワインを飲みながら新聞読んでるおじさんなどは絵になるのでした。
反対側は港まで出る小さな路地が何本かあり、映画みたいに、窓と窓に洗濯物が下がっています。
かもめが飛んで、波の音がして、地中海からの冬の風が心地よいお昼です。
私はその場所が大好きで、毎日のように通って、ランチタイムを過ごしていました。
午後はずっと、町並みや、クリスマスマーケット、カテドラルや市場をスケッチして歩きました。
シェスタがあるので、この時間はは人も少なくて、スケッチをするのにはいい時間なのでした。
でもね、悪いような人達はこの時間にウロウロとしているのです。ある意味働きものなのです。
夕方小腹がすいたらホテルに帰って、出会った友達とバルでワインとタパスを摘んで、その後はだいたいフラメンコをワイワイと観に行きました。
はじめはそんな2週間。
残りの2週間は、壁画制作をしていました。それはまた次回のお話。